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『六花の勇者』1~4話

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書いてるって事は「気に入って批評する」のですよ。



原作者・山形石雄(ダッシュエックス文庫、2011年10月~6巻まで刊行、継続中)


アニメ放映は2015年8月から、MBS,MX,AT-X,BS11、その他Web配信。制作所「パッショーネ」、出資の方式は「六花の勇者」製作委員会。


・・・ぁぁー委員会かぁ、これ「現場に権利が薄い=やり損」だったような・・・。


気を取り直して。



『六花(ろっか)の勇者』は、世界観がハイファンタジー(古代もしくは地球と異なる文明で神に選ばれたる人(勇者)と魔との戦争を語る)と仲間や身内にスパイや暗殺者を疑う推理の要素がある。


・・・という事は、上っ面の情報だけで垂れ流されてました。


本作では「運命の女神、その烙印を受けた6人+α(男は勇者、女は聖者)、魔神の勢力」の300年にわたる物語。


300年の間に勇者は数代を代替わり・・・まあ、長い。戦争ビジネスですな、死の商人。そして、勇者の烙印が7つ、後日さらに1つ追加して8つの烙印が登場だ、そうだ。ということで、スパイや暗殺者を疑う推理という名の「内乱、殺し合い」です。


全く、つまらん。


少々、Webで刊行済み6巻分の概要を覗き見しました、その結論をいうと、本作は「信用問題と裏切りを描くミステリー。愛情依存症が重い。恋をするために、失恋させる(=人間関係を崩し破壊して、被害者意識と加害者に分断させる)、離婚至上主義で人類を集団心中させる滅亡の神話」・・・よくある、つまらん展開だった。


ぁぁ。


わたしが観た分なら、一見する限りですが、キャラクターの特徴や配置が、なかなか、美味しい予感。


なのに。


動く人材を集めて出来ない」身動きの取れない構造に配置してある・・・この阿呆が。始まってすら無い。


どういう事?・・・わたしは、ココに小さな文句を垂れる。


わたしの希望的観測を書いて置く。



主人公アドレット・マイア、18歳。


(真っ先に、誤字の謝罪です、ミスしてアルフレッドと打ってました、誤字があったら申し訳ない。)


自称「地上最強の男」で、どうやっても「武力が凡人、でもケンカ殺法とアイテムを駆使して魔物狩りを成立させる、努力の男」・・・なのだが、競技に乱入してケンカを売る、空気を読まない迷惑を認められて「卑劣戦士」が定着。立場は、探偵役?と思いたい、だが。


・・・実際は、陰謀に乗ってしまうお調子者、「ナッシェタニア姫の本音=騙されやすい、騙されたがり・思い込みの激しい有頂天」で、はっきりと「都合のいい人」。


・・・どうやら、本当に、規格外ワースト、というか、偽勇者・疑似勇者・人工勇者(人工ワレキューレっぽい下級)らしく「出生が複雑な、火薬の聖女・フレミー」の暗殺対象に入れてもらえない過去がある。


のだが。


武力で徹るだけが全部じゃない。


こいつ、たぶん「つわもの(強者、兵)=ポーンが最強に化ける」それも、意外な部分で、想像力の賜物「嘘から出た真(まこと)」を描く、晴れ晴れしい見通しが開けた清々しい物語を突き通せば「名誉あるキャラクター」への昇華も可能。


このためには。


アドレッドとフレミーの「恋に似た、類は友を呼ぶ、友情」を早々に落ち着かせて、早う「成り上がりたい名誉嗜好のアドレッドとナッシェタニア姫の野望を貫く、王国再建と夫婦愛」へ換わっておくれ。



ナッシェタニア姫、18歳。「刃の聖者」、内乱が落ち着いて間もない国の姫、たぶん、世継ぎ。そして、忠誠の騎士ゴルドフを従える。祖国の大会に乱入したアドレッドの発言と望みとケンカっぷりを買う、少々、異性の好みが特有なお方。そのため、ゴルドフの片思いをガン無視。


内乱中に、父の乱心で家族皆殺しの暗殺に追われたが、魔物の温厚派に匿われ存命、この経緯から「数万の魔物と人間の命を血に染めて、でも、革命を成す」と決めてしまった、熱血でもある。


・・・取り合えず、さ、ゴルドフとの関係に永遠の一線を引こう。そして、アドレッドを育てて、都合のいい、最強の駒に換えよう。


・・・服装が・・・「拘束具の生贄ウサギ。姫様の髪には<お洒落なウサギ耳>」でしてね、まぁすごい、名実ともに「束縛と解放の聖女」です。



騎士ゴルドフ、16歳。大男です、騎士の立場を良く弁えてます、戦略の考え方も戦士です。でも。


どこか、童謡のような「騎士が成果を成して、姫に婿入りする」といった、男のロマンが過ぎた少女趣味、なのです。・・・でもね、ナッシェタニア姫は「ゴルドフと言う不動の忠誠心=騎士」として、君を、すでに手中にしちゃってたんだ、君の忠義が、君を王にはさせない。手遅れです。しかし、このどうにもならない一方通行だったからゴルドフはナッシェタニア姫の守護者に徹する、兵(つわもの)なのです。


・・・ゴルドフは、案外、フレミーとよろしくやれる。だって「ナッシェタニア姫の野望、魔物と人類の冷戦および平和的不可侵条約」の結末、その1つの想定内が「出生が複雑な、火薬の聖女・フレミー」です。ゴルドフは、ナッシェタニア姫がフレミーを認めた限りで保護する価値がある。



フレミー、「火薬の聖女」、出生が複雑、魔物側の兵士だったが追い出されたので魔物に報復したがってる復讐者。アドレッド同様に「騙されちゃう手駒」、お調子者です。いろいろあって、アドレッドを守るのですが、その様子は「養父に恋した不幸」そのもの。


・・・フレミーちゃん、アドレッドは「類は友のを呼ぶ、友人、親友」としてキープというか突き放した方がいいぞ。君の価値はナッシェタニア姫の野望にかかってる。


・・服装がスゴイを通り越した「ビキニアーマー(布製)」なのです、ま「狙撃手は1発撃って即行で位置を移る=短距離走」なので、スカスカ涼しい風通しも見通しも優れ過ぎる服装・・・ギリギリ有り?と言えなくもない。



以下省略。



単刀直入に・・・進めさせる。


一人目の偽勇者がナッシェタニア姫。


・・・あとさ。魔神の直属は?どうしたの?魔王か魔女は?という疑問は、横に置く。


二人目の偽勇者?・・・わたしは知りません。どことなく、ハンスがミスリード発言で免罪符というかアリバイ工作中?、とわたしには観えます、加えて。


ハンスは、諸所がおかしい。なぜ「不思議の国のアリスの卵パンプティダンブティ」なの?なぜ「,不思議の国のアリスのチェシャキャット」で無いの?それより、なりにより、お前、「尻尾文化、だったら無意味に不用意に後方を気にして振り返る習慣」をやれよ!尻尾のある動物は、全部!やってるんだぞ!


・・・でも、やっぱ、お人好しで努力家のアドレッドだろうよ。


・・・「偽の烙印=前代の烙印の継承」であって「本来は、六か月が限定の烙印」が何らかの操作で持続している、実際は本物だ。


ということで、烙印は6つ以上存在してる。


では。


現役世代の6人の六花の勇者、先代の勇者から継承した烙印を持つ人。この連合軍は「どんな物語」を引っ張り出す、導く配置なのか。


わたしの希望的観測なら。


現役世代の6人の六花の勇者→水平の勇者。


先代の勇者から継承した烙印を持つ人→垂直の勇者。


水平が大地の空間(コマ)+垂直が時間(軸)の「過去=ナッシェタニア姫」「未来=フレミー」


そして


水平の空間+垂直の時間の接点にある「現在=アルフレッド」が「時空の変換点、物語におけるパラダイムシフト」の中心人物。だから、本作の探偵役はアドレッド。



アドレッド、君の正体を、問い質(ただ)す。


?アドレッドが最強の由来(ゆらい)かい?・・・縁も所縁も無いのに由縁(ゆえん)を語る、この経験不足に・・・あえて、1つ指摘する。アドレッドは「無自覚に恩を売って歩く男、ケンカを売って歩くの間違いで、単純に世話好き、と同時に、恩返しを回収して着こなす」というのも「アドレッドは非力」だからまとめ(纏める)をやらざるを得ない。


「中心の一点、でも凡庸な小者」なのか。


「全てを受け入れ落ち着ける大きな器クラス、全包囲した奇跡の一点をたどる大物のサーガsaga(伝記的歴史書。国の戦争や英雄の業績を記した散文の物語)未熟で経験不足で脆弱な欠陥な現状と経緯」なのか。・・・ま、現状は<卵。割れたら二度と戻らないハンプティダンプティ>、割れたら・・・卵かけごはん。美味しく、ご馳走様。


ちなみに。


「パラダイムシフト」をふまえる、ならば「特異点:基準が在ることで、期待させる、認識するもの」と言える気もする。



アニメに限定して、わたしが見立て限定だ、が。


アニメの視点は、ゴルドフだ。・・・と、わたしは思う。


ゴルドフ視点なら、放映を簡単にまとめ(纏め)られる、原作の中盤で放映を切り上げ易いアニメ


ゴルドフは「過去=ナッシェタニア姫」を守りたい。その姫の野望は、演出の方向性によるが「未来=フレミー」を保護する価値を掲げる、だから、ゴルドフはフレミーを守る流れが可能だ。


ゴルドフとアドレッドは・・・なぶん、アドレッドが受け流されて、ゴルドフが取り合わない。が、ま、アドレッドの不屈な「俺様は最強の男だ!だから、ちっとやそっとの、そっけない態度にも心が荒れたりしないぞ」と大いに強がれ。



結論。


原作どおりにアニメも悲劇一直線、正(ただ)す破壊者が「人間関係」を切り突き崩す加害者として「自主性、自発性主体」の邪魔をし尽して「人心」を締め殺す殺人者。どうでもいい(=単調+高速で危険を感じる)、つまらない、粗相・疎そう疎密度・中身が薄い。


堂々と「卑劣戦士」で開始した物語は、どこを、どう、入れ換えたら「いい加減な奴!でも・・・適当が功を奏するんだ」と幕引き。軽い気分で、次へ。


って展開がわたしの望む欲求。


わたしは欲望を描く・わたしの希望とする。


終了の形を知っている、だから、落ち着く。「足るを知る者は、富む(老子)」。


相応しい、なりたい自分に成った似合う姿(成立、成功)、身の丈・応分・「自己を肯定させる」と考える(概念コンセプト、現象を起こす根拠)と同時に、自己を肯定する感覚を投影する(だれに?相手に)。



必要だよ、この四名には。わたしの主観だから、気にしなくていい事よ。


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